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はじめに
私はSMAですので、誤嚥になりやすいです。
明らかに肺に食べ物が入ったと感じることはありませんが、むせることはよくあります。
のどの途中のところで、食べ物のかけらが残ったままになって、それがのどを刺激してゲホゲホとなったりします。
飲み込む力が弱くなって発生するようです。
誤嚥から肺炎になったりもしますから、気をつけるべきです。
現在、スピンラザの治療中で、飲み込む能力が改善する可能性はあります。
改善してしまえば、誤嚥に関しては忘れてしまうかもしれません。
それで、これまでに気づいた気をつけるポイントがいくらかあるため、まとめておくことにしました。
それを紹介していく新シリーズの始まりです。
今回は、食事中に話しかけられることについてです。
話しかけられたらどうなる?
飲み込む力が弱い人は、食事中に話しかけられると、むせたりしやすいです。
とっさに反応して、息を急に吸ったり、何かしゃべろうとするからだと思われます。
飲み込むことに集中していないと、飲み込みがうまくいかないようです。
話しかけられるなどの外からの刺激により、その集中がそがれてしまうのかもしれません。
対策「話しかけないで」
話しかけられ問題の対策を考えます。
単純に思いつくのは、いっしょに食事をする人や介護者に「食事中は話しかけないようにしてください」とお願いしておくことです。
しかし、それでは無愛想になってしまいます。
また、相手が必ずそれを守ってくれるとは限りません。
対策「反応しないと決める」
相手に何かを求めるのではなく、自分でできる対策を考えます。
それは、話しかけられても反応しないと心に決めておくことです。
まず、話しかけられることはあると認識しておくことです。
そして、話しかけられてもすぐに反応しない自分をイメージしておくのです。
話しかけられたときは、すぐに反応しなくても、確実に食べ物を飲み込んだ後に反応すればよいです。
私のケース
私の場合、母に食事中に話しかけないようにと何度も話してしますが、母はどうしても話しかけてきます。
もちろん、母は私の状況に理解はあります。
母は悪意はなく、つい話してしまうとのことです。
そんな中、このような対策を考えるにいたったわけです。
協力してくれる理解者が必要
「反応しないと決める」の対策でも、相手の話しかけにすぐに反応できない場合があり、それは相手に失礼になります。
だから、相手には事前にそういう事情であることを理解してもらっておくことが必要です。
まとめ
食事中はいっさい会話をなくせ、というのはさびしいものです。
食事は危険ではなく、楽しくできたがよいです。
だから今回考えた対策などを使って、いっしょに食事をする人や介護してくれる人と楽しく食事をしたいです。
そのためにも自分の状況について理解してくれる人、協力してくれる人が必要です。
いっしょに食事をする人とは、日ごろからよい関係を築いておくことも大事でしょう。