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はじめに
ネタバレになる内容が含まれているかもしれません。
しかし、ネタバレして面白さが大きく損なわれる感じはないと思います。
気にされるかたは、読まないでください。
ストーリーを味あわせる
キャストのみなさんは、目立つようなやかましい演技ではなく抑えた演技をされていたように感じました。
それは、ストーリーを楽しんでほしい思いがあってのことではないかと思います。
いや、偶然なのでしょうか。
いずれにしてもキャストは、うまくハマっていたと思いました。
木村文乃さん演じるおこんと柄本明さん演じる有楽斎は少しやり過ぎな感じもしました。
ですが、おこんは明るさで、有楽斎は悪さで、それぞれストーリーを際だたせようとしていてよいと思いました。
昔からあり今もありそう
磐音が友を切るきっかけとなったのは、デマの拡散でした。
これは、現代では特にSNSでよくあることです。
また、有楽斎をはじめとした阿波屋などの面々は相場を操作して儲けるために相手をつぶそうとしました。
これも、現代で聞いたことある話です。
原作はフィクションかと思いますが、昔でもありそうだと感じました。
人間さ昔からほとんど変わってなさそうだと。
強過ぎない主人公
磐音はかなり強い剣士ですが、最強というほど強くないようでした。
実際の戦いのほとんどで、相手には勝ちますが自身も傷を負っていました。
また、磐音が通っていた道場の師匠よりも弱いようでした。
この強過ぎなさは、もしかしたらやられるかもという緊張感と、ストーリーの悲劇の度合いを高めるものだったかと思います。
最強だと、その強さでどうにでもいい話になりそうです。
総じて、悲劇のストーリー十分に味あわせるいい映画だったと思います。