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はじめに
ちょっとブログ投稿を休止すると言って間もないですが、どうしても書き残しておきたくなりました。
まず、そんな気にさせてくれたこの映画、いい映画だったのかもと思います。
とりあえず、1回観ただけですけど。
ファンタジーではないかも説
普通にみて、この作品はファンタジーでしょう。
ただ、超低い可能性ながらも現実にあり得るかもしれないと思いました。
全てのシーンの検証はできてないですが。
雨が多い季節の中、祈りで晴れたようなシーンの数々は、偶然であった可能性があります。
陽菜が行方不明になったとき、陽菜は例の鳥居のある廃墟ビルの屋上に行っていたとか。
その廃墟ビルの屋上に帆高が陽菜を探しに行ったとき、帆高と陽菜が体験した出来事は夢だったとか。
まあこれは、ただのファンタジーで終わらせたくないと思った私の気持ちから生まれた発想なのでしょうか。
音楽が抜かりない
RADWINPSの曲は、今作でも映画を盛り上げるものでした。
「愛にできることはまだあるかい」の映画の世界観をつくりあげるパワーはすごいと思いました。
ただ、ボーカルの入った曲が野田洋次郎さんによるものばかりだったら、ちょっと食傷気味になりそうだという気もしていました。
そんなことをぶっ飛ばす、別のボーカル三浦透子さんによる曲がありました。
さらに大合唱コーラスつきです。
それは、狙いだったのか知りませんが、よく考えられている気がしました。
展開の心地よさ
ストーリーの展開とかスピードが、ゆるんだり激しくなったり、ほどよかったと思います。
ずっとゆるやかだとダレるでしょうし、激しいばかりだと疲れそうです。
そんなことなく、気持ちよく観ていくことができました。
ジブリ映画だと、天空の城ラピュタとか千と千尋の神隠しなんかで、そんな気持ちよさを感じたことがあります。
天気のことを意識する
この映画を観てから当分の間は、天気を意識するたびにこの映画のことを考えてしまいそうです。
晴れるとか雨が降るとか、ごく普通の日常のことなのにそんなに深く考えたことはありませんでした。
だけど、意識してみるといくらでもいろいろ深く考えることができるものです。
それに気づかせるこのような映画が作れるものなんだなと、感心しました。
気象のデータ
「50年に一度の雨」みたいなことをよく聞くけど、50年に一度ならそんなに聞くのはおかしいです。
せいぜい100年くらいのデータではあまりあてにならないのでは。
そんな話が映画に出てきます。
これには深く同意です。
地球の何十億年という流れの中では、人間が観測したごくわずかな期間のデータは、信用がうすく感じてしまいます。
だけど、天気のメカニズムの解析とかコンピューターの計算の正確さとか、そんなのはガンガン成長を続けていると思います。
そして、天気のことがほぼ完全にわかる日は遠くない気もします。
唯一、気に入らなかったシーン
終盤に帆高が陽菜を探しに行く中の、その途中のひたすら走るシーンです。
長い時間、長い距離を必死に走っていることは伝わりました。
ただ、なんかロボットが走っているように感じたのです。
もっと躍動感があるように、生身の人間が走っているように、そう見えるよう描ける技術とかあるはずだと思います。
他のシーン、主人公たちが動くところとか、雲の動きや雨の降りかたや雨粒なんかの表現とか、どれも自然でありリアルであり綺麗だと感じました。
なんで、その走るシーンだけそうなったか、ひっかかりました。
君の名は。と
どうしても「君の名は。」の存在を意識してしまうと思います。
私も、関連や比較してしまう気持ちがありました。
君の名のキャラが今作に登場するコラボ的な楽しみはありました。
しかし、ストーリーとかまったく違うもので、比較してどうこう言えるものではない気がしました。
この映画だけ観て楽しめるものだと思います。
少なくとも、君の名ありきとか、比較される前提がある中で、興行収入も好調になる評価をされるほど、いい作品なんだと思います。
私もどうしても書きたいことがこんなにあふれて、投稿せざるを得なくなりました。
そのほとんどはよい評価でした。