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はじめに
本書は知っていたけど、読まないでいました。
- 「アウトライン・プロセッシング入門」と内容がかぶってそう。
- 値段は1980円とそれなりの値段。
以上の理由で読むのをためらっておりました。
しかし、「アウトライン・プロセッシングLIFE」を読んだ後に、どうしても気になったので買って読んでみました。
アウトライナーに関心があるなら、コレ!
読んでみると、プロの出版社が作ったその値段の価値を感じるものでした。
「アウトライン・プロセッシング入門」の内容を全てカバーしています。
アウトライナーに興味がわいた人は、本書「アウトライナー実践入門」を読んだほうがより理解が深まります。
ポイントのまとめや、図とかイラスト、装飾などが理解を深めることに関わっていると感じました。
セルフ・パブリッシングでは、そこらへんはなかなか満足のいくように手をかけるのは難しいところかと思います。
値段の壁
その値段の価値のある書籍だと思います。
それでも、値段が気になってしまいます。
いまや、アウトライン・プロセッシング入門もアウトライン・プロセッシングLIFEもKindleではkindle unlimitedで無料で読めます。
その並びにkindle版で1980円であると、手が出づらくなる感じは多くあると思います。
読みづらいところ
脚注がものすごく多いです。
読まなくても内容には影響ないけど、あれば気になります。
本文に含められるところがあれば含めるとか、本文中に小さく書くとか、削るとか、なにか工夫があってほしいと思いました。
本書の紙媒体の存在価値
現在では、電子書籍もけっこう普及しているでしょう。
しかし、普通の本屋さんや図書館では電子書籍は扱っていません。
私はアウトライナーそのものもアウトライナーの解説本も、もっと世の中の人に知れ渡ってほしいと思っています。
本屋さんや図書館に並ぶには電子書籍ではない、紙媒体のこの本が必要です。
その大切な役割がある、出版社から出された本だと思います。
「考える」とは
ここで、「考える」について考えます。
前からなんとなく思っていたことなんですが、アウトライナーに注目しているうちに書きたくなりました。
「考える」の言葉の意味とかは検索すればいいでしょう。
私は考えるとは、まだ見えていないことを見つけ出すことだと思います。
それを実現するためにアウトライナーがかなり役立ちます。
この書籍で使われている言葉を使わせていただきます。
アウトライナーでシェイクすることでその見えていないことを見つけ出せます。
まずリスティングで頭の中にあることを見つけ出します。
そこで見つかったアウトライン項目をブレイクダウン、グルーピング、レベルアップ、ソーティングすることで、新たなアウトライン項目が見つかります。
出てきたアウトライン項目が「まだ見えていなかったこと」であり、それが見えるようになったから、考えることができたと言えそうです。
面倒くさいをなくそう
私は面倒くさがりです。
アウトライナーは気に入ったけど、文字入力は面倒くさいと思っていました。
上記の「考える」とはの部分で、「考える」はアウトライナーを使ってアウトライン項目を見つけ出すことだと言いました。
アウトライン項目を見つけ出すために文字を入力していくことは、「考える」ことになります。
私は、考えることが面倒くさいと思っていたのかもですね。
考えることは、必要なことだと思っています。
これから、アウトライナーでどんどん文字を入力していくことで、「考える」を実感していけば、面倒くさいは感じなくなるでしょう。
まとめ
読みやすさわわかりやすさのある、アウトライナーの解説本です。
本書は、紙媒体で売られている、数少ないアウトライナーを解説する、価値ある書籍だと思います。