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天の漢字の二画目が長いパターンは正しいの?
どちらでも誤りではない、とのこと。
この記事のトップ絵↑、にある書き方どちらでもありみたいです。
誤りではないからといって、普段見かけない字を書くのがいいこととは思いません。
そこらへんは、最後にまとめます。
ネットで検索してみると
どちらの書き方もありですよ、というのをいくらか見つけました。
ただ、はっきりと正しい/誤りを言い切っているものは見つけきりませんでした。
そこで、常用漢字と字形について検索すると、下記にたどりつきました。
文化庁が出している報告によると
文化庁のサイトに、ズバリありました。
Q58 横画の長短
楷書の手本を見ていたら「天」の下の横画の方が長い字や「幸」の1番下の横画が一つ上の横画よりも長い字などがありました。そのような書き方をしてもいいのでしょうか。
A
「天」や「幸」だけでなく、点画における長短の違いが漢字の判別に関わらない場合には、それを誤りであるとは言えません。(引用:常用漢字表の字体・字形に関する指針(報告)(案)第3章Q&A58より)
私は、書道ではOKだろうと思っていました。
草書体や篆書(てんしょ)体などを思い浮かべると、かなりいろんな表現がOKのように感じます。
書道でなくても、二画目が長いほうの天は、誤りではないんですね。
どうして気になったかというと
プレバト!の書道の才能査定ランキングで、天の二画目が一画目よりも長い字を書いていたのです。
これまで、その字は見たことはありませんでした。
書道では見かけるらしいですが、私は書道を習ったことがありません。
すごく気になって、気付けば夢中になって調べていました。
これからどちらを使うべきか?
上記の指針の中に、なるほど!と思う部分がもう一つありました。
Q23 正しい字形をきっちりと教えるべきではないか
漢字は、正しい字形を、きっちりと教える必要があると思います。そのような考えは間違っているでしょうか。
A
漢字には一つだけの正しい形があるわけではありません。そのことを踏まえた上で、より整った、読みやすい字を書こうとする気持ちは尊重されるべきです。(引用:常用漢字表の字体・字形に関する指針(報告)(案)第3章Q&A23より)
文字は、人とコミュニケーションをとるためのものの一つです。
正しいか、誤っているかもあるけど、相手に伝わるかどうかも大事だと思います。
普段は、普通に一画目が長い方の天を使うほうがよいでしょう。
知っている人同士で、二画目が長いほうの天を使い合うのは楽しいかもしれません。
まあ、天を手書きで書くことはあんまりなさそうですが。
あと、うまい人が書く二画目が長いほうの天は、すごくかっこいいと感じます。
今回の件で検索しているうちに、いくつか見かけました。
かっこいいものは残ってほしいと思います。